商品撮影と意外な小物

商品のブツ撮りの際に、少し中に浮かしたようなイメージの写真ってたまに見かけますね。
マニュアル通りにいけば、アクリル板などを使って撮影台との間に隙間を作るのですが、もっと手軽に撮る方法があります。

そのグッズは「おもちゃのブロック」・・・
Legoなどの子供用のおもちゃのブロック(透明なもの)を10個くらい持っていると、組み立て方で宙に浮いた状態を再現できます。
浮かすものと、そうでないものが混在していたりすると、セッティングを変えないといけませんが、ブロックを使うと作業がスムーズにいきます。

注意したいポイントとしては透明なブロックを背景に溶け込むような照明の設定です。
光量も少し多めに必要となりますが、チャレンジしてみると面白い写真が撮れますので、是非商品撮影の参考にしてみてください。


商品撮影 MODELCODE.com(モデルコード)

商品撮影業者の選び方

外注での賢い商品撮影サービス業者の選び方にはポイントがあります。

まずは撮影を依頼する商材やジャンルの仕事の実績があるか判断すること。
撮影サービスのサイトの中には「サンプル写真」を掲載されていて「綺麗な写真だから安心」という訳ではありません。
例えば、モデル撮影を依頼する場合に、商品単体の小物撮影の写真があっても大きな被写体と小物では照明設定などは大きく変わります。
小さなサイズの商材で綺麗な写真が撮れていても、サイズが大きくても同じというわけではありません。

そして商品写真についての見解の違いを見極める事も重要です。
写真1つですべてが上手くいく!なんて文言に惑わされてしまうと、あたかも写真が良ければ売り上げが上がると勘違いをしてしまいます。
商品撮影を多く行っている業者であれば、最近のネットショップ事情や好まれる写真や掲載方法などトータル的にアドバイスする業者を選びましょう。

また、「業界最安値!!」という触れ込みも注意が必要です。
1商品に対して何カットなのか?また写真精度に対する最安値が妥当かどうか?

いずれにしても良心的な業者であれば「サンプル撮影」を実施していますので、すぐに申し込むのではなく、実際に見て確認することをオススメします。


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商品撮影の光の当て方

商品撮影のみならず写真撮影にとって光の当て方(ライティング)は非常に大事なポイントです。
よくある撮影マニュアルとしてはトップライトを当てて綺麗に光を回す!これがスタートとなっていますが、

商品によってはトップライトを当てれば全てOKという訳ではありません。
商材によってはよっては立体感を出したかったり、輪郭を強調したいなど要望は様々です。

万能型の照明セッティングがある訳ではありませんが、ある程度基本的な撮影環境を整えたら、照明の基本的な考え方を覚えておくとよいでしょう。
照明の当て方の原則は、「使うライトを太陽に見立てる」と1灯でも様々な表現ができます。
太陽は当然、時間ごとに高さも位置も明るさも変わるということを踏まえて真上だけではなく光を置く場所を探します。

仕上がりのイメージによってアクセントライトを最後に追加すると考えると、たくさんの照明を置かなくても状況を見ながら撮影作業を行うことができると思います。


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商品撮影と三脚

商品撮影では欠かせない三脚、皆さんこだわってますでしょうか?
最近は軽い三脚も出ていて人気のようですが、失敗しない三脚選びは、やはり「重量」です。

軽い三脚は中心にオモリを掛けれるタイプもありますが、撮影時のブレを回避するにはある程度の重量があって安定するものが望ましいです。
カメラを購入するときに、なかなか三脚の予算を見越して検討することは少ないですが、キチンとした三脚は相当長持ちしますので是非1つ揃えておきたいものです。

値段は高価なものから何千円と安価なものまでありますが、価格よりは重量です。
安くても安定した重さが得られるのであれば商品撮影に適しています。


軽い三脚は、山登りなどの風景写真に向いていますが、小物をマクロレンズなどで撮影する場合は、繰り返しますが、「重さ」ですよ。


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商品撮影の写真変換

商品撮影を依頼する時に業者から「印刷用ですか?Web用ですか?」と聞かれることがありますが、この違いなんでしょうか?
一般的に知られているのは解像度で、Web用は基本72dpiとなります。
印刷用は解像度が少ないと、画質の劣化が起こってしまうためWeb画像を使って印刷屋さんには出さないのがベスト。

では解像度だけでこのような質問をされるのか?
単純に解像度はボケてしまう程度なので印刷屋の指示に従えばOKですが、デジカメで撮影された写真のカラーモードは注意が必要です。
sRGBモードで撮影された写真を解像度はOKだからといってそのまま印刷に出すと、色がくすんでしまい仕上がりが極端に変わってしまうことがあります。

お使いのソフトでsRGB出力とCMYK変換があるのなら印刷時はCMYKで印刷に出すようにしましょう。
CMYK変換は微妙に色を調整する技術がひつようですので、写真屋に用途をキチンと伝えましょう。


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商品撮影とサイトイメージ

ネットショップの画像制作や商品撮影まで自社で行っているところにとって、イメージを保持することは重要なポイントです。
では、サイトに合わせて商品撮影を行っているか?または写真からサイトイメージを作っているか?どちらでしょうか?


ネットショップサイトの制作にも基本的なセオリーがあって、「売りたいものは上方」に配置する方が良いというのは皆さん感覚的に分かっていると思います。
商品撮影をやみくもに作業をしていって、写真を乱雑に並べてしまうと人間の目で見たときに違和感が生じてしまって購入には至らないケースも出てきます。


撮影は準備が大半を占め、実際に撮る作業はほんの僅かのウェイトでしかありません。
ネットショップの制作もまた同じで、どのターゲットに向けて、どのような構成にするかをしっかりと検討して、各作業を行うことが理想です。
PCの特徴として漫然と作業を進めてしまう傾向があり、意外と準備の手間を省いてしまうケースがあります。
しっかりと構成を考え、商品撮影を行う、こうした単純な作業を励行することでサイトイメージは整頓された個性的なネットショップになります。


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